初日から続けての二日目、小野寺修二さんとアシスタントの藤田桃子さんも昨日よりリラックスした様子で勝田小学校に向かいます。子どもたちの緊張は勿論、アーティストも普段とは勝手の違う環境。やはり初日の緊張は計り知れません。
昨日小野寺さんたちが小学校に置いていった鞄は大人気で、子どもたちは授業の後も「これ(単純な行き来)はできるんだけど、これ(回転)がな〜」なんて言いながら楽しんでいたそうです。
元気に体育館に入ってきた子どもたち。今日は輪になってオノデランのゆっくりした動きを真似する所からスタート。そこから手をパチン!と叩いてまわしたり、”見えない何か”を渡していったり、徐々に想像力とパントマイムの要素が加わっていきます。
「二人組になっておでことおでこの間に見えない棒を挟んでみよう。」パートナーが後ずされば前進し、棒を落とさないようにソロリソロリと歩きます。見えないものを他の誰かと共有するのはなかなか難しく、どうやって意志の疎通をとればいいのか、子どもたちは声を出したりそれぞれのペアでの何となくのルールを作りながら取り組んでいました。
二人組での見えない綱引きはペアごとにみんなの前で発表しました。発表の前にはおじぎも忘れずに。最後には綱が切れて引き分けとなります。
お茶のみ休憩を挟み、後半に突入。
「今から見せるものにはルールがあります。どんなルールか当ててみてね」と言ってデモンストレーションを始めたオノデランとももこん。1人の男の子が興奮気味に「片方がしゃがんだらもう片方は立つ!」と言い当てます。男の子はももこんと交代してみんなが見ている前で、さながら決闘のようにオノデランと対峙します。どんどん交代していき、全員がオノデランと一対一の体験をしました。それぞれの個性を見極めながら身体で対話を進めていくオノデランはどこかユーモラスで、周りで見ている子も見飽きることなく楽しんでいました。
最後の20分間は加速度的に様々なワークを行いました。ペアで糸操り人形、鏡の真似っこ、前後に並んでの真似っこなどを駆け足でやった後、再び集合して”見ているものを枠で切り取る”というワークを行いました。フラフープを額縁に見立てて、動いているパートナーの一瞬を切り取ります。その瞬間動いていた人は完全にフリーズし、枠がはずされるとまた動き出します。
最後にはオノデランが枠を持ち、全員でフリーズに挑戦しました。
次回は3ヶ月後の10月。子どもたちの3ヶ月間の成長が楽しみです。
(レポート:政岡由衣子)
2015年8月30日日曜日
2015年7月9日木曜日
7/6 小野寺修二さん 勝田小学校 1日目
勝田小学校 1日目
勝田小学校本日からスタートです!
アーティストは小野寺修二さん。http://www.onoderan.jp/website/?cat=4
アシスタントの藤田さんと共に勝田小学校に向かいます。
支援学級の9名の子どもたちと5日間授業を行います。
支援学級の9名の子どもたちと5日間授業を行います。
小野寺さんの鞄を使ってのパフォーマンスから授業はスタートしま した。
みんな間近でくりひろげられる小野寺さんのパフォーマンスに興味 深々、出会い頭から楽しそう!やってみたい! という声があがりました。
まずはみんな鞄のパフォーマンスに挑戦。
一つのワークごとに子どもたちひとりずつ発表していく形で進行し ていきました。
そのあとはペアになって相手を動かしたり、動かされたり。 止まること動かすこと、操られている感覚や人の身体を造形してい くことを楽しんでいるようでした。
はじめは緊張して引っ込みがちだった子もだんだんと動きに打ち込 み、みんなチャレンジ精神旺盛に新しい身体と出会っていく様子に 見ている私たちはただただ驚きすごい!!と子どもたちのパフォーマンスに毎回拍手喝采。
先生方も果敢にトライして下さり、子どもたちと一緒に楽しんでいるようでした。
じっくり観察してから取り組む子や動きを自分で発展させていく子 、みんなそれぞれに興味や取り組み方が違っていて、 それを受け止めて手を差し出したり、 時には声をかける先生を遮っても動きが出てくるのを待ったりと、 子どもたち一人一人を見て向き合う小野寺さんの姿勢が印象的でし た。
素敵な出会いの初日となりました。
(記録:米田沙織)
2015年7月8日水曜日
2015年度「スクール・オブ・ダンス」
「Dance
Dance Dance @ YOKOHAMA 2015」連動企画
横浜市芸術文化教育プラットフォーム スペシャル版「スクール・オブ・ダンス」 とは…!
音楽・美術・演劇・ダンス・伝統芸能など、幅広い分野で活動しているプロのダンサーたちが小学校に出向き、授業を通して自由な発想を導き、豊かな感性を育てる「横浜市芸術文化教育プラットフォーム」。
この事業が横浜市のダンスフェスティバル「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015」と連動し、ダンスプログラムを拡充し、【体験型スペシャル版】として、実施回数を増やし、その成果を披露する発表の場を提供します。
「新しいものをゼロから創り出す」ことを通して、発想力や行動力を育てることで、子どもたちの学習活動をより豊かなものにする次世代育成プログラムです。
スクール・オブ・ダンスプロジェクトスタッフは3年に一度のこの事業に参加し、こちらのブログでそれぞれの授業の様子をレポートしていきます!どうぞお楽しみに。
横浜市芸術文化教育プラットフォーム スペシャル版「スクール・オブ・ダンス」 とは…!
音楽・美術・演劇・ダンス・伝統芸能など、幅広い分野で活動しているプロのダンサーたちが小学校に出向き、授業を通して自由な発想を導き、豊かな感性を育てる「横浜市芸術文化教育プラットフォーム」。
この事業が横浜市のダンスフェスティバル「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015」と連動し、ダンスプログラムを拡充し、【体験型スペシャル版】として、実施回数を増やし、その成果を披露する発表の場を提供します。
「新しいものをゼロから創り出す」ことを通して、発想力や行動力を育てることで、子どもたちの学習活動をより豊かなものにする次世代育成プログラムです。
スクール・オブ・ダンスプロジェクトスタッフは3年に一度のこの事業に参加し、こちらのブログでそれぞれの授業の様子をレポートしていきます!どうぞお楽しみに。
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