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2018年6月29日金曜日

Co.山田うん 3日目

 横浜市立西寺尾小学校5年生の3日目。
3日目は発表の時にダンスに音を添えてくれる、太鼓奏者方が桶胴太鼓、締め太鼓、チャッパを持って参加しました。
元気に挨拶をした後、前半は2日目までと同様にリーダーのロンさんの動きを真似したり、言葉かけを元に自由に動いていきました。子どもたちの動きは少しずつ大きくなり、自由に動くことに抵抗が無くなってきた様子が見られました。

大きな円構成で踊るダンスパートでは、集団で踊る難しさを感じ始めている様子が見られました。何度か繰り返すと、自由にのびのびと踊るだけでなく、周りとの距離感を意識して動けるようになり、円構成も少しずつ綺麗になっていきました。

太鼓の音に合わせて、言葉かけ無しにリズムに合わせ動いたり、ドンッ!というアクセントがある強い音に反応して重く足を踏み出したり、早い音には小走りになったり、雰囲気に合わせて子どもたちから自然と新しい動きが出てきました。

授業の後半は、誕生日月ごとにグループを作りワークを行いました。各月ごとに違うテーマを与え、それにあった音(オノマトペ)を各自で考えてグループで重ね、一つの音を作りました。はじめは各グループとも好きなように音を出していましたが、「周りの音を聞いてほしい」という言葉かけをすると、集中して周りの音を聞けるようになりました。その後は周りの音を聞きながら、自分たちの好きな間合いで音を発せられるようになりました。

次にリーダーの言葉かけを元に、各々でイメージを膨らまし動きへと変化させていくワークを行いました。「不思議な生き物・・・」「その生き物は何を食べているのかなぁ」「尻尾は生えているのかな、空は飛ぶのかな・・・」色々な言葉かけから子どもたちは手を繋いだり、耳を相手の頭につけてみたり、足を尻尾のようにしてみたり、色んな表現を生み出しました。


授業の最後は3人組で太鼓の音に合わせ、自由に踊りました。太鼓の迫力や雰囲気にのって、今までの集中力が弾けるように笑顔で大きく激しく体を動かしていたのが印象的でした。
子どもたちは休み時間や授業後には太鼓の周りに集まり、興味津々に楽器を見つめていました。


(記録 黒須育海)