ページ

2012年7月20日金曜日

7月13日 伊藤千枝さん 2日目

講師の伊藤さんが体調不良のため、アシスタントの梶原さんが、この日だけ代理で講師を務めることになりました。授業内容は伊藤さんが考えていたものを事前にお伝えいただきました。梶原さんと、同行したスタッフはやや不安の面持で学校に到着。ですが悩んでいる暇はありません、1年生は待ったなし!にぎやかに授業開始となりました。

1日目もやったゴシゴシウォーミングアップから開始。腕も~脇も~頭も~と体を一通り、手で撫でたり擦ったりするものです。その流れで床でゴロゴロウォーミングアップ。勢いよく友達にぶつかる子、先生の体の上を乗り越えていく子…子どもたちの声色もテンションも上がります。この一連のウォーミングアップは、体ほぐしとしてはもちろん!スキンシップを図るのにすごく適していて、それによって子どもたち同士、子どもと先生と…の心の距離がぐっと縮まるようです。

そして、「〇本足の動物」になる遊びがスタート。今日は、やや難しくなって一人で10本足の動物になってみましたよ。さらに3~5人くらいのグループで、「34本足の動物」をやってみました。全員の足の指の数を数えて足し算する子、頭部や腹部も使って上手に移動してみせる子…色んなチャレンジが見えました。数名の体が組み合わさって出来上がった動物さんたちを、グループごとに発表しました。
続いて「本当にいる動物」になる遊びへ展開され、グループで「動物」を創ります。条件は歩ける(動ける)こと。蝶や象、ウサギ、恐竜…等、グループで何を創るか決めます。あれは?これは?小さなケンカが始まったりもありましたが、無事に発表です。思い思いの動物たちが、ぺたぺた、またはびよんびよんと歩きました。

夏休み前は、これで終了!9月の初旬に再スタートです。
川上暁子

2012年7月17日火曜日

7月11日伊藤千枝さん1日目


伊藤千枝さんの初日です。
対象は小学校1年生。まだまだちっちゃくて、高学年に比べるとだいぶ雰囲気が違いますね。

まずは、からだほぐしからスタート。からだのいろんなところをごしごし…時には友達同士でごしごし。からだを暖めていきます。
みんなきゃっきゃ言いながら楽しんでごしごし。

次に「○本で歩いてみよう」
千枝さんの言った本数の動物?モンスター?になりきります。
始めは4本から。次に3本、2本…だんだんと減ってきました。
さあ、からだのどこを床と接地させて歩こうか…子どもたちは考えます。



2本だと、二足歩行が一般的ですね。でも子どもたちはアイデアを出します。
片手と足、頭と足、ひざと手…からだのパーツってたくさんあるのです。

そして徐々に数が増えました。
ついには「8本!」「お友達と合体しても良いよ」
二人組があちこちで出てきました。
数はどんどん増え続け、ついに「14本!」

4、5人で組合わさるグループも出てきます。
反して1人で14本をやってる子もいました。
でも1人でどうやって14本?
足の指5本×2、手の指4本を使うのです。なるほどといった感じです。

それから、2人組になってまねっこ大会。
1人がもう1人のまねをします。
どういう動きをして良いかいまいち分からない子もちらほら。
そういう子たちはとりあえず走り回ってました。
真似をする側の子が必死に追いかけます。
でもこれだけでも楽しそうに見えます。



ただのまねっこが済んだら、千枝さんはテーマを出しました。
「かっこいいポーズを作ってみよう」
「面白い顔をしてポーズしてみよう」
「お腹すいたーってポーズ」
「たこやきのポーズ」etc.

想像を膨らませて必死にポーズを作ります。

身体表現を素材としてからだを使いながら豊かな発想力や表現力を育むクラスでした。
子どもたちのアイデアにスタッフの大人たちは毎度感心させられていました。


レポ班 松岡綾葉





2012年7月13日金曜日

7/13 Co.山田うんさん 2日目

初日から1週間。子どもたちは、今日のこの授業が来るのをとても楽しみにしていたようで、うんさんたちと顔を合わせると嬉しそうに挨拶をしていました。

先週に引き続き、「こんにちは」から真似っこダンスが開始!そこから、一列になって体育館を練り歩きました。1年生2クラス総勢60名以上の列は、とても可愛らしかったです。


全員1列の体系から、気が付けば3つのグループに分かれていました。うんさんとアシスタントのじょこぴーさん、どてちんさんを先頭に侍になったり、床を転がったり、他のグループと交わったり、他のグループを応援したりとグループごとにダンスが展開していきます。子どもたちは他のチームが気になりながらも、先頭にいるリーダーを一生懸命追っていました。そして、また気が付くと体育館の壁のところで全員1列の体系に。

ここから、丸まった友だちの背中を歩いていく綱渡り!これが今日のメインでした。まずは、優しく歩く練習を。そーっと、そーっと、足の裏に優しさを持って歩きます。それから、本番。1列に丸まって、端にいる子から一人ずつみんなの背中を歩いていきます。そーっと、そーっと、優しく、優しく。足の裏で感じる友だちの背中の感触。背中で感じる友だちの足の感触。「いてーっ!」「くすぐったーい!」それぞれにいろいろな感じ方をしていたようです。


先週は元気なダンス。そして、今週は優しいダンス。今度はどんなダンスがあるんだろう?次は2学期です!

レポ班:梶本はるか

2012年7月12日木曜日

7月10日 黒田育世さん一日目

梅雨の晴れ間、暑い日となりました。体育館の中の気温が気になっていましたが、到着してみると、心配していいたほどではなく…一安心。5年生1クラス、集中した45分間の授業となりました。

 授業は「歩く」lことから始まりました。「走る」「寝る」「起きる」「座る」など、いろんな動詞がランダムに指示されます。最初は緊張か戸惑いか、友達と一緒に動いている様子が見えました。「一人で歩こう」という黒田さんの言葉かけから、集団の中で個々にバラけて動きだしました。このウォーミングアップから、次は身体で「かたち」を作ることをやってみました。「歩く」「止まる」の連続の中で、いろんなポーズが生み出されます。
 
 つづいて、ちょっと発展。動きの実況中継ゲーム…ペアで、一方の動きをもう一方が言葉で実況するというものです。動く方は、実況されることで、なんだか盛り上がります!ポーズの連続から、だんだんひと繋ぎの動きになっていきました…「見られてる」という意識からでしょうか?見ている人の期待に応えたくなる!そんな感じですね。
 次もペアで行うゲーム。「一人がくっつく、もう一方が離れる」のルールを二人で交互に行っていきます。二人でできあがる「かたち」と、そこから一方が抜けだした時の一人の「かたち」…その連続の中で、すてきな一瞬がたくさんありました。授業の後半、子どもたちがとても集中している様子が見られました。

 ラストは黒田さんが一人一人とハイタッチ!で授業が締めくくられました。


川上暁子

2012年7月6日金曜日

7/6 Co.山田うんさん 初日


Co.山田うんさんのダンスの授業初日が無事終わりました。

1年生の2クラスを対象に1時間の授業が行なわれました。
緊張の面持ちで講師と初対面を果たした子どもたち。でも、緊張している様子も講師3名の自己紹介で、ぱっと明るい笑顔になりました。

まずは、真似っこダンス。「こんにちは!」と言いながらお辞儀をする動きから、次々に言葉と動きが発展していきました。子どもたちはうんさんの一挙一動を追いかけることに一生懸命で、元気いっぱい体育館を走り回っていました。

次に、子どもたちに馴染みのある曲に合わせて踊りました。うんさんの動きを追いながらも、所々で音楽に合わせて自由に動く子どもたちの姿が見られました。特に「アブラハムの子」の時には、全員がノリノリで踊っていました。ここまでほぼノンストップで授業は進み、子どもも先生も講師も汗だく。誰もがダンスで満たされた良い顔をしているように見えました。

次回は来週。どんな授業が繰り広げられるのか、今から楽しみです。


レポ班:梶本はるか

2012年7月4日水曜日

7月3日東野さん2日目

昨日に引き続き、東野さんダンス授業二日目でした。


ウォーミングアップで身体をほぐしてから、昨日習ったコンビネーション(一続きの振付け)の復習と続きを進めました。
動きはコンテンポラリーダンスで用いられる身体の使い方をシンプルにしたもの。ボールを投げたり、キャッチしたり、転がったり…などの野球で使われる身体運動をベースに作られていました。
ダンスを知らない子どもたちにとっては、入りやすい取っ掛かりであったと思います。


日常の延長にダンスを持ってくること、それがコンテンポラリーダンスの特徴の一つですね。




中盤は、身体の一部分に生じたボールを想像して動かしました。
そのボールが重くなったり軽くなったり、三角形や定規に形を変えたり…、最後にはペアで架空のキャッチボール。
自分で身体の中のどこにボールが行っているのか想像して動かすことは子どもたちにとって難しそうです。
今日の時点ではまだあまり自由に動けず、東野さんの動きを真剣になぞっています。
このようなエクササイズに継続して取り組んでいって、自ら動きを開発する面白さに少しずつ気づいてもらえたら…、表現の幅がぐんと大きくなると思います。


最後はペアを組んで、動かす人・目を瞑って動かされる人に分かれ、動かす人は、動かされる人の身体をどんどん動かして形を変えていくというもの。
コンタクトの一種です。
まずは東野さんとアシスタントのダンサーによるデモンストレーション。





「わー 面白そう!」「やってみたい!」と子どもたちは興味津々。
他人を操ることにわくわくしていました。
そして、子どもたち同士での実践。
男の子たちは、いかに面白い形を作るか熱心に研究していました。特にちょっと恥ずかしいポーズを作ると大盛り上がり。
女の子は男の子達のような大げさな形はあまりないものの、相手に気を遣いながら、丁寧に動かしていきました。
男女差がはっきりと出ていて面白い。


今日もあっという間の45分間×4クラス。
どの子も真剣に東野さんたちの動きを見て身体を動かそうとしていました。
身体を動かすことにまだ抵抗の無い年代。ぜひ今のうちに身体の表現の多様性に挑戦していって欲しいと思います。


東野さん、アシスタントのダンサーさん、本当にお疲れさまでした。



2012年7月3日火曜日

7/2、東野さん初日

東野さん初日、5年生の4クラスで授業が行われました。まずはダンスに必要な体づくりです。柔軟、ペアストレッチ…筋肉がのびるように、体の細かい部分も動かしていきます。そして短い振付を一緒に踊ってみました。のびのびと、多少の間違いも、できなくても気にしない!何度か繰り返しやっていると、大きなジャンプや思い切りのいいターンが見られました。さらに、講師の動きをまねしながら、体育館を動きまわります。床に転がったり、つま先立ちになったり、体をふるわしたり…こんな動き、やったこと無い!「むずかしいけど、おもしろい」ダンスの授業となりました。


川上暁子